2007年11月28日

「金融ビッグバン」とは何ですか?

Q. 「金融ビッグバン」とは何ですか?

A. 金融機関と日本経済を復活させるための大改革です。


目玉の1つは、「金融持株会社の解禁」

「政府はね、日本の金融機関を立て直すために、イギリスにならって、10年くらい前に金融制度改革、通称、金融ビッグバンを行ったの」
「ビッグバン! なんかカッコいい響きですね(*´Д`*)」

〔金融ビッグバンの主な内容〕
 証券総合口座の導入
 外為法の改正
 銀行に対する早期是正措置の導入
 金融持株会社の解禁
 預金者保護に必要な措置のための法整備
 株式売買委託手数料の完全自由化
 証券子会社、信託銀行子会社の業務制限撤廃
 保険会社と他の金融機関との相互参入

「でね、その中の1つ、金融持株会社の解禁が重要なのよ」
「金融持株会社? あんまり聞かない言葉ですね・・・」
「じゃあ、ホールディングスとかフィナンシャルグループは?」
「あ、それなら聞いたことありますよ。銀行とか、コンビニとかですよね」
「う〜ん、正確にはその銀行やコンビニ会社の『株』を持っているのがホールディングスとかなんだけど」

「とにかく、それまでは護送船団方式っていわれるくらい、国におんぶに抱っこで守られていた金融機関は、バブルが崩壊してみると、世界に通用しないってことを嫌というほど思い知らされるのね。しかも大手の金融機関が破綻するなんて、ありえないことも次々に起こるし」
「ふむふむ」
「原因はいろいろあるんだけど、そのうちの1つ、銀行経営の失敗を今後起こさないように、しかも世界と戦える体制を整えようってことで、独占禁止法を改正して、金融持株会社をつくれるようにしたのね」


財閥は持株会社だった

「戦後、GHQは戦争が長期化した原因の1つとして、財閥が経済面で日本軍に協力していたと考えて、財閥を解体して、独占禁止法で財閥を作れないようにしたのね。それが10年前まで続いていたの」
「なんか歴史で習った気がするなぁ。でも、財閥と持株会社が何か関係あるんですか?」
「ポイントは、当時の財閥が持株会社の形式をとっていたことね」
「ここで持株会社が出てくるんですね!」
「持株会社っていうのは、簡単に言うと、子会社の株をもって子会社を支配するのが目的の会社なの。同じ株をもつといっても、配当(インカムゲイン)や値上がり益(キャピタルゲイン)を目的にする投資とはちがうわよ。財閥は、1つの会社がいろんな業種の会社の株をもって、金融や産業全体を実質的に支配していたのね」

「ふうん。それにしても、持株会社のどこがいいんでしょうね」

ワカバメモ

 銀行が不良債権を抱えて苦しむ
  ↓
 金融ビッグバン 
  ↓
 金融持株会社の解禁
  ↓
 銀行の経営力アップ??


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〔目次〕組織再編成税制入門
〔参考〕なぜ法人税法は複雑になったのですか?



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双葉更新履歴
 [2007/11/28 初投稿]



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