2008年02月03日

税法関係でおすすめの本を教えてください

Q. 税法関係でおすすめの本を教えてください。

A. 『税法の読み方判例の見方 改訂新版』がおすすめです。


これ1冊で十分かも

 もし1冊だけ選べといわれたら、私は次の本を選びます。税法・通達・判例を読むために必要な知識が丁寧に網羅されています。

『税法の読み方判例の見方 改訂新版』
伊藤義一
TKC出版
2007年
関連記事


まずは法規集を手に入れる

 税法を読むために最低限必要なのは、法規集です。法令はできる限り「紙」で読むことをおすすめします。もちろん、インターネット上で読むこともできますが、マーカーを引いたり、文字を書き込んだりすることができるという点で、軍配が上がります。

『法人税法法規集』ほか法規集
日本税理士会連合会、財務省主税局税制各課担当者
中央経済社(毎年6〜7月頃):関連記事
 私が愛用している法規集です。法律・政令・省令が別々に収録されているので、いったりきたりが必要ですが、読みやすいです。

『税務六法』
日本税理士会連合会.ぎょうせい(毎年7月頃)
 「法律」の直後に関連する「政令」を違う色の字で並べているので、慣れている方はこちらが使いやすいとのことですが、紙が透けるためマーカーをひくには不向きかもしれません。

法令データ提供システム:総務省
法庫
 一応、この2つもご紹介します。前者は国が運営しているので信頼性が高いのですが、更新が1月ごとなので、後者に遅れをとります。また、法人税法など分量が多い法律は、出てくるのにタイムラグが生じます。

 後者は、個人が1人で運営しているそうですが、信頼度はなかなかのものです。改正後間もないときには、前者で旧法を、後者で新法を比較読みすることも可能です。しかしいずれにしても、紙の法規集より早く公開され、常に最新の状態を保っているという点ではどちらも有利ですね。


税制改正を知るために

 税制改正を確実に知るためには、新しい法規集を買って、条文を読めばよいのですが、しかしいきなり条文を頭から読んでみても、なかなか言わんとしていることが理解できないことは多かったりします。そんなときに参照すべき書籍です。

『改正税法のすべて』
財務省主税局税制各課課長補佐ほか
(財)大蔵財務協会(毎年7月頃):関連記事
 立法担当者の書下ろしですので、立法趣旨を読み取るためには欠かせない本です。詳細は記事をご覧下さい。

『図解 法人税』『図解 所得税』ほか図解シリーズ
東京国税局各課職員
(財)大蔵財務協会(毎年7月頃):関連記事
 この本の図表を並べながら条文を読むと威力を発揮します。こちらも詳細は記事をご覧下さい。

『図説 日本の税制』
財務省主税局調査課長.財経詳報社(毎年7月頃)
 図や表、グラフをふんだんに使っているところがポイントです。どちらかというと、税を「財政学」の一部として位置づけた見方になっています。


税法の立案の仕方

 「法律のつくり方」なんて知る必要ないと思われるかもしれませんが、料理のつくり方を知れば知るほど料理の味に鋭くなったり、色使いを学べば学ぶほど絵の見方が変わったりするように、法律のつくり方を知っているほうが、「法律の読み方」のレベルが上がります。ここでは、法律のつくり方のルールを解説している書籍をご紹介します。

『法令作成の常識』
林修三.日本評論社(1964年)


『新訂 ワークブック法制執務』
法制執務研究会
ぎょうせい
2007年



税法と租税


『租税法 第12版』
金子宏
弘文堂
2007年

 いわずと知れた租税法の最高権威、金子先生による著書です。

『税法入門 第6版』
金子宏ほか
有斐閣
2007年

 『租税法』の簡易版です。ここから入るのも良いかもしれません。


税法の読み方


『法令解釈の常識(改訂版)』
林修三
日本評論社
1975年


『元法制局キャリアが教える法律を読む技術・学ぶ技術(第2版)』
吉田利宏
ダイヤモンド社
2007年



租税と予算編成(財政学)


『図説日本の財政』
財務省大臣官房総合政策課長.東洋経済新報社(毎年8月)
 財政学の教科書・参考書として使われる定番の書です。今後の税制改革は日本の財政と不可分なものとなっていますので、日本の財政がどのような状態なのか、どこへ向かおうとしているのかを知るには良書です。

財政学の部屋(橋本恭之)
岡本全勝のページ(総務省・地方財政)
土居丈朗のサイト(財政学)

 
頻出法令用語


『法令用語の常識(改訂版)』
林修三.日本評論社(1975年)



双葉更新履歴
 [2008/03/03 改訂新版]



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この記事へのコメント

5. IKE    2007年09月26日 22:50
こらこら
影武者も大変ですなぁ。
4. 卯月    2007年09月26日 20:20
影武者?

そんなものがいたら、1人は東京、1人は名古屋に確保決定デスネ。
もし複数いるのなら、次は大阪辺りにハケン……?
3. IKE    2007年09月25日 22:55
まだお尻ペンペンされてません・・・。
(まだ??)

判例は今のところよくわかってませんが、税務申告と判例が別次元であることには問題があるような。税理士の仕事と弁護士の仕事のちがいなのかしら。


キャラ?

ブロサミに参加しているのは影武者だったりして・・・(゚∀゚)アヒャヒャ
2. 卯月    2007年09月25日 18:16
早速、ある方からの「税法の本の推薦本を教えて下さい」という
リクエストにお答えしたようですね

とりあえず、私はご意見として伝言はしましたが、
それ以上のことは何もしておりません(笑)

ちなみにIKEさんは好青年に見せかけて(?)
いろんな面を持ったキャラかも、というのが私見です☆
1. DOOR5296    2007年09月25日 12:45
いや〜・・・
いいお題を出される方もいらっしゃるんですね。

それに対応されるIKEさんもすばらしい!!

おケツ、叩かれ・・・
(いや、こっちの話)

判例とかは、失敗法学として
勉強しておいた方がいいんでしょうね。


とりあえず、読んでみることにします。
m(__)m



>(゚∀゚)アヒャヒャ

・・・

こんな方でしたっけ?
○○さま・・・(T_T)

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