2008年07月14日
『改正税法のすべて』(平成20年版)
■7月14日に「平成20年度 税制改正の解説
」がホームページ上にアップされました。
国会に提出された法案が法律になるのが3月ですが、4月1日からほとんどの改正税法は施行されます(注:平成20年度は4月30日ですね)。4月頃から改正税法の解説書を実務家の皆様方が出版してくださいますが、本当の意味で税制改正の背景を知るのは、この『改正税法のすべて』が出る7月頃になります。
『改正税法のすべて』とは
国会に提出された法案が法律になるのが3月ですが、4月1日からほとんどの改正税法は施行されます(注:平成20年度は4月30日ですね)。4月頃から改正税法の解説書を実務家の皆様方が出版してくださいますが、本当の意味で税制改正の背景を知るのは、この『改正税法のすべて』が出る7月頃になります。
財務省の立法担当者が執筆しています
一番の特徴は、税制改正の条文案(法律・政令・省令)を作成している財務省主税局の皆様方が執筆されていることにあります。
なお、平成20年度税制改正の解説については、文中、意見等にわたる部分は筆者の個人的見解であることを予めお断りしておきます。(『平成20年度 改正税法のすべて』p.3)
とあるように、国税庁の通達のように公式見解ではないとはいえ、そこは作った本人たちですから、「どうしてこの条文が追加されたのか」といった法令作成の背景、立法趣旨を知るには、これ以上の資料はありません(後述しますが、『改正税法のすべて』と『税制改正の解説』は全く同じ内容です)。
ただし、法令は4月に施行されますが、本が出るのが7月なので、その間、宙ぶらりんだったりします。
平成20年度は、4月30日公布・施行で、7月14日ホームページ公開なので、今までに比べると、早い方かもしれませんが、可能な限り、法律案と一緒に提出して、「こういう改正をこういう理由で行うのは、本当に良いのか」ということを検証したいものです(北欧のある先進国は、そういう審議過程を経ているようです)。
『税制改正の解説』も同じ内容です
ちなみに、まったく同じ内容のものが別の名義で、財務省のホームページにてPDFで公開されています。内容が気になる方はまずこちらからご覧ください。
こういった納税者の理解に資する資料を無料で公開されていることはありがたいことです。私はよく、特定の語句を検索するときに使っています。あとは、引用をするときに、PDFからコピペをしています。
■平成20年度 税制改正の解説:財務省
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/kaisetsu20/index.html
では、『改正税法のすべて』と『税制改正の解説』の違いはなんだろうか、と考えてみると、「特別付録:改正事項と適用時期一覧表」の有無ですね。『改正税法のすべて』には付録としてついてきます。
本来なら適用時期は「附則」を読むべきですが、読みづらいですし、忙しくてとてもじゃないが見てられない(特に今年みたいに読み替えまであると最悪です!)。
そんなときはここにあたります。ほかの税務雑誌でも付録としてついていますので、それでもかまいませんが、比較読みしてみると、たまに漏れていたり異なっていることもあるので、最終的には『改正税法のすべて』が正確でしょう。
あとは、『改正税法のすべて』には変なところに広告が挟まっていたりするので、ちょっとどうかなと思いますが。
こういう入手経路もあります
たとえば東京税理士会では、(財)日本税務協会を通じて、希望者に毎年『東京税理士界会員用 改正税法のすべて』が送付されているそうです(会費に入っているということでしょう…)。
■東京税理士協同組合:教育情報事業
http://www.tozeikyo.or.jp/jigyo/p21.html
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■カテゴリー:税制改正
[2007/07/20 初投稿]
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