2008年04月24日

企業会計基準委員会/(財)財務会計基準機構

Q. 企業会計基準委員会は何をしているのですか?

A. 日本の「企業会計基準」を作成しています。


企業会計基準委員会とは

 アメリカの米国会計基準を決めているのはFASB(米国財務会計基準審議会)、EU圏などで標準となっている国際会計基準を決めているのはIASB(国際会計基準審議会)、では日本は??

 財団法人 財務会計基準機構(FASF)の内部組織である企業会計基準委員会(ASBJ:Accounting Standards Board of Japan)によって決定されています。

日本:FASF(Finacial Accounting Standards Foundation)
http://www.asb.or.jp/
米国:FASB(Financial Accounting Standards Board)
http://www.fasb.org/
EU:IASB(International Accounting Standards Board)
http://www.iasb.org/Home.htm

 2001年にそれまで金融庁にあった企業会計審議会などから業務を引き継ぎ、民間団体として、発足しました(ただし、財務省の監督下の財団法人です)。


企業会計基準の作り方

 企業会計基準の作り方(開発)については、「会計基準等の開発・公表の手続きについて」[PDF]の中に、詳細が書かれています。ここでは、その中から知っておくといいかなと思われることを抜き出してみます。

【1】どんなものを開発しているか
(1) 企業会計基準
 会計処理及び開示の基本となるルール

(2) 企業会計基準適用指針
 基準の解釈や基準を実務に適用するときの指針

(3) 実務対応報告
 基準がない分野についての当面の取扱いや、緊急性のある分野についての実務上の取扱い、等

 このうち(1)の「会計基準」と(2)の「適用指針」は、最も重要な部分です。会計基準で法律のように大枠を書いて、適用指針で施行令・施行規則のようにその詳細を書くという構造をとっています。

 したがって、当たり前ですが、まずは会計基準を読んでから、適用指針を読みすすめます。


【2】どのような手順で公表までを行うか
 このように、論点整理(Discussion Paper)・公開草案(Exposure Draft)・会計基準等(Final)の公表を行いますので、事前にどのようなことをしようとしているのかがわかります。もちろん、すべてがこの3段階を経るとは限りません。テーマごとに公表されるものが異なります。

(1) 論点整理
 専門委員会が論点整理(案)を起草したときは、これを委員会において審議し、委員現在数の5分の3以上の多数をもって議決する。議決された論点整理は速やかに公表し、一般からの意見を聴取する。

(2) 公開草案
 専門委員会が公開草案(案)を起草したときは、委員会において上記(1)と同様の
手続きを経て公開草案を公表し、一般からの意見を聴取する。

(3) 会計基準等
 専門委員会が会計基準等(案)を起草したときは、委員会において上記(1)(2)と同様の手続きを経て、会計基準等を公表する。


【3】会計基準等の構造
 会計基準や適用指針の構造は、次のようになっています。
・目的
・会計基準(または適用指針)
・範囲
用語の定義 会計処理 適用時期 審議及び議決
・結論の背景
・設例

 これも順番に読めばいいのですが、この中で面白いのは、「結論の背景」があることでしょうか。趣旨が書かれています。


一般公開は2ヶ月間のみ

 完成した会計基準等は、2ヶ月間一般公開されます。その後は、会員のみに公開になります。したがって、会員でない方は、公開されたらすぐにPDFをダウンロードすることをおすすめします。

 *関連記事*
会計基準のコンバージェンス(国際的収斂)
http://taxotak.livedoor.biz/archives/50573761.html


双葉更新履歴
 [2008/04/24 初投稿]



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